二流社会人のメモ帳

興味のあることを徒然なるままに独りごちる。

映画の感想:インヒアレント・ヴァイス

原作トマス・ピンチョン、監督ポール・トーマス・アンダーソン。面白くないわけがない。ピンチョンは読んだことなくていつか読みたいと思っているもののそのボリューム故に手出しができない…っていう。アンダーソンは「ゼアウィルビーブラッド」しか見たことないけれど、それが素晴らしかった記憶。(ダニエル・デイ・ルイスの神演技もあったし)

ピンチョンの本は、エントロピーがどうのこうの、パラノイアの表象が…みたいな解釈もあるらしいけど、その辺は「言われれば確かにな~」って感じ。こういう読み方が出来る頭の良い人になりたい。。。めっちゃカッコイイなーって思いながら見ることしかできない笑 中二病の気持ちを忘れない人は、絶対にカッコ良いと感じるはず!

スタイリッシュでハチャメチャでコミカルで、少しだけシリアスで。「ウルフオブウォールストリート」を見た時の感覚に少し似ている。全員主役かつ悪役?というか、(良い意味で)ひたすら軽い。ハードボイルドなんだけど、軽やかなのは舞台であるLA70年代の空気感がそうさせているのだろう。とはいえ当時のLAの光景が使えるわけではないので、音楽やデザインを使って軽さを演出しているのがスゴイなーとか思っていた。あと単純に、エンドロールのフォントめっちゃ好き。

 

堅苦しいこと考えずに見るのも良し、深読みして作品の意図を解くのもまた良し。見てよかったなーと思う映画でした。