メモ帳

千葉の田舎で生まれ、東京の出版社で働いている20代。ノンフィクションを中心に、読んだ本や観た映画についてのメモ代わりに書いています。

映画の感想:『ゼロの未来』

テリー・ギリアム。近未来の街並みの描写はwktkして楽しかった。『時計仕掛けのオレンジ』もそうだけど、やはり映像という形で世界観が可視化されると気持ち良い。

ただ話としては『チャッピー』と同様に、0と1の間をもっと突き詰めてほしかった。なぜ0の定理が必要で、その本質は何か?「世界に答えがないことの証明」は、理由としては曖昧すぎないか?

ただ、ああいう幻想が入り混じった世界観(『マトリックス』や、もっと言えば大好きな『マルホランド・ドライブ』のような)は好き。脚本は微妙だったけど、それ以外は気持ち良い映画だったかな。まあ途中でちょっと寝ちゃったんだけど。