【美術展見聞録】キセイノセイキ
ディズニーランドかってくらいの長蛇の列をなすピクサー展を横目に向かう。案の定、人は少ない。
非常に興味深かったのは、報道カメラマンの横田徹さんが撮影した映像が展示されていた点。美術展が「美術」の枠を拡張しつつあることがわかる。(今回のテーマは「表現の自由」にフォーカスしているのでこうした作品も含まれてくるのは当然とも言えるが)
女子高生(かわいい)がスミノフを飲んでいる写真や、空想(で終わってしまった)戦争を振り返る展示などなど、「何が、なぜ、誰によって、規制されるのか」を考えるのは面白かった。
個人的に「JAPAN ERECTION」という作品+映像に惹かれた。シンプルだけど作品のエネルギーがストレートに伝わってくる。
↓(局部が露出されているので閲覧注意)
https://www.youtube.com/watch?v=7G46YMyQjBY
東京都美術館は会田誠が物議を醸した(醸された)「檄」を展示した「ここはだれの場所?」展など、キワドイ線を攻める姿勢が良い。(ピクサー展の様なキャッチーなものも含めて、トータルで展示スケジュールのバランスがとれている)