メモ帳

千葉の田舎で生まれ、東京の出版社で働いている20代。ノンフィクションを中心に、読んだ本や観た映画についてのメモ代わりに書いています。

フットボール観戦記:ドニプロvsナポリ

ドニプロなにそれ美味しいの状態だったけど、試合見たらすごく良いチームでごめんなさい。よく組織された好チームだったんだけど、それ以上に選手のファイトが目立った。体力の落ちた終盤は間延びしてナポリの猛攻を受けてたけど、球際でプレッシャーかけま…

フットボール観戦記:セビージャvsフィオレンティーナ

CLばかり見るとお腹いっぱいになるので、たまにはELを。とはいってもBEST8より先は、CLで顔合わせてもおかしくないようなレベルになるんだけど。 ウイイレでもしばらくすると、ポルトとかバレンシアとかナイジェリアとかアメリカが使いたくなるよね。高校の…

フットボール観戦記:ユベントスvsレアル・マドリー

ユベントスはチェルシーと同じように大崩れはしないチームで、組織力は極めて高い。だが、やはり個々のタレントという点ではマドリーに軍配が上がる。ユベントスは善戦するもののマドリーが何とか勝ち上がる、というのが大方の予想だろう。個人的にも同感で…

映画の感想:きっと、うまくいく

インドのアカデミー賞で16部門を受賞した作品。16部門受賞て聞いたことないw 邦題の付け方が上手だなと思う。たしかに『3バカに乾杯』も悪くはないけれど、こっちの方がより良い。『最強のふたり』も、このタイトルから学んだのかもしれない。(あっちはほぼ…

パッキャオとメイウェザーとクロップとモウリーニョ

この一戦を見るためだけにWOWOW契約してしまった…。ミーハーと言えばそれまでなんだけれど、この試合は素人でも見逃せない。やっぱり、良いコンテンツを抱えることが最大の広告。 (一つ文句を言うならば、実況がパッキャオに肩入れしすぎだった。アジア人で…

映画の感想:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

いやー、久々にすんげえ映画を見てしまった! 現実と虚構の入り混じった構成やショービズ界への批判という観点では、『マルホランド・ドライブ』に通ずる所がある。作品のカラーは全く違うけど。 個人的には、ショービズ界のあり方について描かれているシー…

映画の感想:アンダー・ザ・スキン 種の捕食

時間ができたので、松竹へ足を運ぶ。だが正直、観る前から期待はしていなかった。なんでかって、タイトルがダサいから。(それでも見たのはSF作品だから) 完全に個人的な意見だし反例もクソほどあるんだけど、英語の原題をそのままカタカナ表記して、かつ副題…

フットボール観戦記:ポルトVSバイエルン・ミュンヘン

あと2時間で2ndレグがキックオフということで、1stレグの振り返りを。 生放送ではPSG対バルセロナの方を見ていた。こちらの方が注目度は高いし、バイエルンはどうせ勝つからあとで適当に流そうか、くらいに考えていたからだ、(多分、同じような考えの人は多…

フットボール観戦記:アトレチコ・マドリーVSレアル・マドリー

CL準々決勝、因縁のマドリードダービー。アトレチコは昨年のCL決勝で惜しくも敗れて以来、レアルに対して6戦無敗。いや、冷静にこれはとてつもない戦績である。この前のダービーなんて、いくらレアルの調子が悪かったとはいえ4対0で圧倒してた。ただ、レアル…

政治と文学の必然的対立―『個人的な体験』

最近、村上春樹が「原発を核発電所と呼ぶべき」という発言をしたことが話題になっている。これに対して右翼が反発を起こして「村上春樹の大江健三郎化」などと叫んでいる。(個人的には、この言葉のレトリックの話は村上春樹に賛成である。「危険ドラッグ」な…

映画の感想:処女の泉②

『処女の泉』を見て感じたことの続き。①が「神の沈黙」についてなら、②は「罪と罰」がテーマ。 「罪と罰」という概念は、(ドストエフスキーを読んだことがなくても)誰もが言葉としては知っているはず。気になったのは『処女の泉』において、各キャラクターの…

映画の感想:処女の泉①

早稲田松竹でイングマール・ベイルマン特集を見てきた。『野いちご』『処女の泉』の2作品。野いちごの主人公は自分と似ている所があり、なんだか切なかった。三島由紀夫に「お前は心の底では冷たいし野蛮な人間なのに、それを隠して紳士ぶるな!」と一喝され…

日本文化の女性性と政治の男根主義

メモ書きなので文章に脈絡ないのはあしからず。 三島由紀夫が『不道徳教育講座』というエッセイの中で「爛熟した文化というものは、究極的には女性的表現を取る」と述べていた。成熟した文化は、女性的な態度を取るわけだ。代表的なのが「女々しい」とも言わ…

映画の感想:七人の侍

恥ずかしながら、この前まで見たことがなかった。ただ小熊英二も「民主と愛国」の中で、人々の共生の理想形(みたいな感じだった気がする。このへんうろ覚え)としてこの映画をあげていたことからも、ただの娯楽作品を超えたテーマ性があるんだろうな~とは思…

映画の感想:スパニッシュ・アパートメント

賢くて教養があり映画好きの先輩と飲んだ時に「一番好きな映画なんですか?」と聞いてみたら、即答で「スパニッシュ・アパートメント」(というかクラピッシュの青春三部作)を挙げられた。自分の好きな人の好きなものは何にせよ触れてみる価値はあるよね、と…

映画の感想:6才のボクが、大人になるまで

まず、12年間撮影し続ける根気がスゴイ。この方法論的な所だけでも、メディア芸術祭の映像部門に出せそう。同じような撮り方として思いつくのは、ハリポタとか?あれはまあ、期せずして結果的にそうなっているんだが。 で、ストーリーは普通。良くも悪くも。…

映画の感想:ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

ティル・シュヴァイガーがカッコよすぎる。それに尽きる。 北野武が「説明が多すぎるから」という理由でフォレスト・ガンプをあまり好きではないらしいけど、この映画はそういう考え方の人はハマると思う。ティル・シュヴァイガーの目つきとかは100のセリフ…

映画の感想:善き人のためのソナタ

丁寧に作られた重厚な作品で、アカデミー賞外国語賞を獲ったのも納得できる。テーマ的にもアカデミー賞受けする内容だし。 ただ、神作品とまでは呼べない。なぜなら、物語の核となるドライマンの魂に主人公の心が動かされる瞬間の描写があまりにも少ないから…

映画の感想:マルホランド・ドライブ

サスペンス系では一番好きな映画かもしれない。監督のデヴィッド・リンチが大のシュールレアリスム好きというのを聞いて、たしかにな~と感じた。 難解という声もあるらしいが、全然わかりすい。映画の中では暗喩などが多いからわかりにくいけど、文学と比べ…

芸術の評価における「質」の問題

この前のDOMMUNEで放送していたメディア芸術祭の関連企画で、文化庁長官の方がしていた芸術の話が非常に興味深かった。曰く、芸術作品には①メッセージ②クリエイティヴィティ③クオリティの3つの要素が絡み合っている。思想背景が①で手法などの新しさが②、細か…

「おにぎりマネ」に群がる馬鹿な人たち(僕もこれを書くことで、その一人になってしまう)

甲子園を見ていたら、どうやら春日部共栄のマネージャーを取り上げたTVや新聞記事が話題になっているらしい。そして、それを「男尊女卑」とか「勉強させろ」とか言って叩く奴らと、さらにそれに対して「本人の自由」とか「えせフェミニスト黙れ」とか言って…

就活生(含め誰も)が、働くことを考える時に読むべき本

くだらないハウツー本読むくらいなら、これ読んだらいいよっていう。 別に僕は働いているわけじゃないし、偉そうなこと言えないけど、でもそんなのまだ社会人じゃないんだから仕方ないよねっていう。 前置きはさておき。 ①『後世への最大遺物/内村鑑三』 仕…

NIKEとブランド論

NIKEがまた新しいCMをリリースしている、しかもまたカッコいい。 昔よくブランド論の本を読んでいたのだけれど、NIKEはアメリカ式マーケティングでブランド構築している典型的成功例だよね。 C・ロナウドやネイマールなどのスター選手(そもそも自社でサッカ…

最近の広告について思うことを箇条書きする

・過度なCGを使わない、シンプルでスタイリッシュなCMが増えている。フラットデザインの流行と同じく、メッセージを伝えやすいためと、時代性を感じさせないためかな。特に、短いメッセージをスライド型で流すCMが目立つ。ヤフオク、いろはすなどが好例。パ…

【旅行記1日目前半②】HELP!

こんにちは。間が空いてしまった…。前回はこちら さて、朝6時にKLの空港についた。ちなみにAirasiaは専用のターミナルを使う。流石は本家マレーシアと言いたいところだが、こちらのターミナルはメインではない。 ところで、僕はかなり焦っていた。それは時間…

【旅行記1日目前半①】Air Hostess

日本を発ってから最初の目的地であるクアラルンプール(以下KL)に着くまでのことは何も書き残していなかったので、おぼろげな記憶を頼りに書いてみる。 品川駅で京急線に乗り換える。京急線のホームに立ち食いそば屋があったので入る。これから1ヶ月日本食は…

僕とサンクスの佐藤さんの奇妙な関係について

今週のお題「あなたとコンビニ」 こんにちは。コンビニには色々と思い入れがあるのでなんか書こうと思います。おにぎりはセブン、パンはファミマとNEWDAYSが好き。 まあそれはどうでもよくて、今回は僕と近所のサンクスの店員の佐藤さんとの、奇妙な関係につ…

【旅行記0日目】sawasdeeclap my hands

こんにちは。 僕は2/27~3/25に東南アジアを旅行していたのですが、その際に取っていたメモと日記をうまいことまとめて記事にしていきたいと思います。普段は日記なんて書く人間ではないので、毎日ペンを走らせるのはめっちゃ大変、というか面倒だった。最後…

終わりの始まり

こんにちは。 前はアメブロでこっぱずかしいことを書いていましたが、性懲りもなくまた始めます。周りが就活とかで、一人でさみしいからね。心機一転ということではてぶに換えました。 ネタはある程度たまっているので、あとは頑張って文章の形に落としてい…