2016-01-01から1年間の記事一覧
シン・ゴジラは面白かった。現代ビジネスの記事が一番よくまとまっていると思う。 ・ゴジラ=原発(震災)in東京 ・最後は「破壊」「終息」できずに「共存」する運命 ・市井の人々や主要キャラの家族などミクロの話は一切展開されず、国の中枢の意思決定が中…
あくまで「候補作の」「クオリティだけを」評価するならば 荻原浩>伊東潤=原田マハ>門井慶喜>>壁>>米澤穂信=湊かなえって感じかなあ。正直、荻原さんが受賞するとは思っていなかった・・・笑 荻原浩『海の見える理髪店』:巻頭の表題作『海の見える…
邦題は『スポットライト~世紀のスクープ~』なのだが、『SPOTLIGHT』だけの方がシンプルでカッコいいよね。『レヴェナント~蘇りし者~』も、素直に『REVENANT』となっている方が良い。まあ、それだと売れないんだろうけど…。 本格社会派ドラマで、アカデミ…
という本がぐう面白い。 LOUIS VUITTONはfutura mediumの字間を空けている。 マイケルのTHIS IS ITで使われたtrajanはトラヤヌス帝記念柱の文字を忠実に再現している。 GODIVAはtimes romanからtrajanに変えて、その後さらにtarajanからセリフを取り去った。…
SYNODOSでのPR記事を読んで興味を持っていたのだが、そこでの話通りなかなか興味深い作品だった。 synodos.jp やはり、エンタメと純文学の境目が消失してきているのと同じで、映画もエンタメ性とメッセージ性を両立させることが当たり前の世界になってきてい…
この映画はボウイの『Starman』の流れるシーンがクライマックスである。あそこが作品で表現したかった全てである。正直、その後の地球着陸などは余談でしかない。 平田オリザの「問いの立て方」を基にすると、この作品はそれが非常にうまくいっている。とて…
「動きのカガク」のキュレーター(?)が菱川勢一だったのに続き、今回の「雑貨展」は深澤直人。 プロダクトデザインってやはり面白い。ベルリンでバウハウスミュージアムを訪れた際にも感じたことだが、「ほらほらこれが美術作品ですよ~!」ってならないの…
ディズニーランドかってくらいの長蛇の列をなすピクサー展を横目に向かう。案の定、人は少ない。 非常に興味深かったのは、報道カメラマンの横田徹さんが撮影した映像が展示されていた点。美術展が「美術」の枠を拡張しつつあることがわかる。(今回のテーマ…
会場内は思ったよりもにぎわっていて、着物をみにつけた奥様方が多かったのが印象的だった。ここを訪れた後に『細雪』を読んだので、作品への満足度は上がった。 ついでに竹久夢二の方も見れて満足。内藤ルネや水森亜土など20世紀の日本を代表するイラストレ…
「明日来ていく服を提案する」というウチのスタイルとはベクトルが異なるが、面白かった。 シリコンを流し込んでかたどった服や、サーキュラーという丸い一枚の布からかたどった服などを見て、自分が今まで想像していたよりも、服ってもっと自由なんだなと感…
表現したかったものは『野火』と少し似ていて、映像世界が対比できるような作品だなあと感じた。かたやフィリピンの熱帯地獄、かたや西部開拓時代の極寒世界。どちらにも共通するのが、圧倒的な自然とそこで血みどろの戦いを繰り広げる男たち。 やはり撮影監…
1979年の日本でこんな映画が公開されていたのか…!という衝撃。今日の映画やアニメで表現されている大抵のポリティカルフィクションより、圧倒的で馬鹿馬鹿しくてスタイリッシュで面白い。電電公社の逆探知やストーンズ公演の芝居は、『ダークナイト』におけ…
『ブギーナイツ』に続いてのPTA。オリジナル脚本でこれが作れるのはスゴイ。 興行的にはイマイチだったようだが、確かにこちら側が理解するために労力をかける必要のある作品ではあった。あと個人的に、彼はもっとポップで明るい中にも悲劇性のこもったよう…
PTA(学校のアレじゃないよ)ことポール・トーマス・アンダーソンがその名を知らしめた作品。『インヒアレント・ヴァイス』を先に観ていたせいか、撮り方や台詞回しでニヤニヤするシーンが多かった。 やはりPTAはテンポの良さが素晴らしい。観ていてストレスが…
【今年公開ではない映画】 5位:秋のソナタ 4位:ノッキンオン・ヘブンズドア 3位:ノーマンズランド 2位:七人の侍 1位:マルホランドドライブ 【今年公開の映画】5位:インヒアレントヴァイス 4位:セッション 3位:ナイトクローラー 2位:Mommy 1位:バー…