【旅行記1日目前半①】Air Hostess
日本を発ってから最初の目的地であるクアラルンプール(以下KL)に着くまでのことは何も書き残していなかったので、おぼろげな記憶を頼りに書いてみる。
品川駅で京急線に乗り換える。京急線のホームに立ち食いそば屋があったので入る。これから1ヶ月日本食は食べないのか、と思いながらうどんをすする。匿名性が売りの立ち食いそばも、こういう時だけは印象的な味になる。別に好き嫌いは特にないので旅先で「日本食が恋しい!」となるわけでもないのだが。
フライトが23時50分と遅いので、羽田空港内をうろつく。人気のない空港ってだだっぴろくて不気味だな~とか思う。ひな祭り直前だったため、2か所ほどひな壇があるのを発見。外人が喜びそうだ。
Airasiaに搭乗して、KLへと向かう。特にワクワク感はない。
飛行機の中は案の定クーラーが強くて、ちょっと寒い。AirasiaなどのLCCは機内食やアメニティがオプション有料制だ。とにかくただ移動したいという人が使うものだし。
ここで、フライトの予約をする時に「500円だし食べたことないから実験してみよう」と機内食を注文していたのを思い出す。確か3種類くらいあって、マレーシア料理の弁当か何かを頼んでいたはずだ。
これが一番人気の品なのか、僕の席の横へ来たCAさんのワゴンにはストックがないようで、少し待たされる。CAさんが申し訳なさそうな顔をする。正直別にどの種類でもいいし、なんなら食べなくてもいいんだけど…と、なぜかこちらも申し訳ない気持ちになる。
東南アジアっぽいスパイスの味がするカレーで、うまくもまずくもなかった。現地なら¥100~150といったところか。まあ元々期待していなかったので予想通りだが。
余談だが、僕の近くのエリアを担当していたCAはかなり可愛かった。AirAsiaのCAはギャル系の美人が多い。髪も茶髪や金髪が多いし、アグレッシブな感じがする。こういうところからも会社の「攻めている」イメージを創り出しているのだろうか。
その後浅い眠りを繰り返している内に、着陸態勢に入る。
フライトは順調にいきすぎて、予定よりも早く着いてしまった。まだ朝の6時前である。日は昇っていない。
湿っぽい、ぬるい空気が流れてきて、「ああ東南アジアに来たんだなあ」と実感した。ここから空港を出るまでに苦労することになるのだが…。
"That uniform you're wearing So hot I can't stop staring"