二流社会人のメモ帳

興味のあることを徒然なるままに独りごちる。

映画の感想:『スポットライト』

 

邦題は『スポットライト~世紀のスクープ~』なのだが、『SPOTLIGHT』だけの方がシンプルでカッコいいよね。『レヴェナント~蘇りし者~』も、素直に『REVENANT』となっている方が良い。まあ、それだと売れないんだろうけど…。

 

本格社会派ドラマで、アカデミー賞うけの良さそうな作品だった。

特別な仕掛け(例えば登場人物に不幸な過去を背負わせて当事者性を帯びさせるなど)によりドラマチックにしようという意図がなく、仕事自体は淡々と進められていったのが良かった。実話に基づいているから下手な改変はやりにくいってのもあるが。端折ってる部分はあれど、編集会議とかは割とリアル。

ただ、終盤にかけて徐々に各人の熱いハートが見え始め、人間ドラマの体をなしてくる。ただ、「プロとして抑えていた部分が限界を超えてにじみ出てきている感」が伝わるので、派手な言葉ではなくともかえって心に響いた。スクープの先送りが決まってブチ切れるシーンだったり、記事の公表を止めようとしてくる弁護士や枢機卿とのやり取りだったり。

特に、クリスマスの聖歌をBGMにして皆が作業に打ち込むシーンは思わず泣きそうになった。仕事ってこういうことなんすよね・・・!

 

『ナイトクローラー』がテン年代以降のリアルを映し出した作品だとすれば、『スポットライト』は今の時代にも受け継がれなければならない、ジャーナリズムの「本気」を描いた作品だと思う。タイプは全く異なるが、質の高い映画だった。レイチェル・マクアダムスかわいい。37才には見えんw