読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

二流社会人のメモ帳

興味のあることを徒然なるままに独りごちる。

2016年の面白かった本

【フィクション編】 ◆特別賞◆『君を嫌いな奴はクズだよ』木下龍也作家の道尾秀介さんがオススメしていた歌集。「目の付け所が面白いな~」と思わず唸る俳句が集まっています。日常風景はもちろん、アニメ、タレント、戦争まで何でも題材にしているのがすごい…

映画の感想:『シン・ゴジラ』『葛城事件』

シン・ゴジラは面白かった。現代ビジネスの記事が一番よくまとまっていると思う。 ・ゴジラ=原発(震災)in東京 ・最後は「破壊」「終息」できずに「共存」する運命 ・市井の人々や主要キャラの家族などミクロの話は一切展開されず、国の中枢の意思決定が中…

2016年上半期直木賞寸評

あくまで「候補作の」「クオリティだけを」評価するならば 荻原浩>伊東潤=原田マハ>門井慶喜>>壁>>米澤穂信=湊かなえって感じかなあ。正直、荻原さんが受賞するとは思っていなかった・・・笑 荻原浩『海の見える理髪店』:巻頭の表題作『海の見える…

映画の感想:『スポットライト』

邦題は『スポットライト~世紀のスクープ~』なのだが、『SPOTLIGHT』だけの方がシンプルでカッコいいよね。『レヴェナント~蘇りし者~』も、素直に『REVENANT』となっている方が良い。まあ、それだと売れないんだろうけど…。 本格社会派ドラマで、アカデミ…

フォントのふしぎ

という本がぐう面白い。 LOUIS VUITTONはfutura mediumの字間を空けている。 マイケルのTHIS IS ITで使われたtrajanはトラヤヌス帝記念柱の文字を忠実に再現している。 GODIVAはtimes romanからtrajanに変えて、その後さらにtarajanからセリフを取り去った。…

映画の感想:『天空の蜂』

SYNODOSでのPR記事を読んで興味を持っていたのだが、そこでの話通りなかなか興味深い作品だった。 synodos.jp やはり、エンタメと純文学の境目が消失してきているのと同じで、映画もエンタメ性とメッセージ性を両立させることが当たり前の世界になってきてい…

映画の感想:『オデッセイ』(火星の人)

この映画はボウイの『Starman』の流れるシーンがクライマックスである。あそこが作品で表現したかった全てである。正直、その後の地球着陸などは余談でしかない。 平田オリザの「問いの立て方」を基にすると、この作品はそれが非常にうまくいっている。とて…

【美術展見聞録】雑貨展

「動きのカガク」のキュレーター(?)が菱川勢一だったのに続き、今回の「雑貨展」は深澤直人。 プロダクトデザインってやはり面白い。ベルリンでバウハウスミュージアムを訪れた際にも感じたことだが、「ほらほらこれが美術作品ですよ~!」ってならないの…

【美術展見聞録】キセイノセイキ

ディズニーランドかってくらいの長蛇の列をなすピクサー展を横目に向かう。案の定、人は少ない。 非常に興味深かったのは、報道カメラマンの横田徹さんが撮影した映像が展示されていた点。美術展が「美術」の枠を拡張しつつあることがわかる。(今回のテーマ…

【美術展見聞録】谷崎潤一郎文学の着物を見る+『細雪』の感想

会場内は思ったよりもにぎわっていて、着物をみにつけた奥様方が多かったのが印象的だった。ここを訪れた後に『細雪』を読んだので、作品への満足度は上がった。 ついでに竹久夢二の方も見れて満足。内藤ルネや水森亜土など20世紀の日本を代表するイラストレ…

【美術展見聞録】MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事

「明日来ていく服を提案する」というウチのスタイルとはベクトルが異なるが、面白かった。 シリコンを流し込んでかたどった服や、サーキュラーという丸い一枚の布からかたどった服などを見て、自分が今まで想像していたよりも、服ってもっと自由なんだなと感…

映画の感想:『レヴェナント』

表現したかったものは『野火』と少し似ていて、映像世界が対比できるような作品だなあと感じた。かたやフィリピンの熱帯地獄、かたや西部開拓時代の極寒世界。どちらにも共通するのが、圧倒的な自然とそこで血みどろの戦いを繰り広げる男たち。 やはり撮影監…

映画の感想:太陽を盗んだ男

1979年の日本でこんな映画が公開されていたのか…!という衝撃。今日の映画やアニメで表現されている大抵のポリティカルフィクションより、圧倒的で馬鹿馬鹿しくてスタイリッシュで面白い。電電公社の逆探知やストーンズ公演の芝居は、『ダークナイト』におけ…

映画の感想:マグノリア

『ブギーナイツ』に続いてのPTA。オリジナル脚本でこれが作れるのはスゴイ。 興行的にはイマイチだったようだが、確かにこちら側が理解するために労力をかける必要のある作品ではあった。あと個人的に、彼はもっとポップで明るい中にも悲劇性のこもったよう…

映画の感想:ブギーナイツ

PTA(学校のアレじゃないよ)ことポール・トーマス・アンダーソンがその名を知らしめた作品。『インヒアレント・ヴァイス』を先に観ていたせいか、撮り方や台詞回しでニヤニヤするシーンが多かった。 やはりPTAはテンポの良さが素晴らしい。観ていてストレスが…

2015年に観て面白かった映画たち

【今年公開ではない映画】 5位:秋のソナタ 4位:ノッキンオン・ヘブンズドア 3位:ノーマンズランド 2位:七人の侍 1位:マルホランドドライブ 【今年公開の映画】5位:インヒアレントヴァイス 4位:セッション 3位:ナイトクローラー 2位:Mommy 1位:バー…

2015年個人的に面白かった本たち

2015年個人的に面白かった本たち (※今年「出された」本ではなく、今年「読んだ」本)【新書編】10位:タテ社会の人間関係/中根 千枝まあ有名な作品。こうした社会心理学では、山本七平の『空気の研究』も非常に面白い。また、こういった「日本文化論」(『菊と…

歴史は終わらない、けれど・・・

フランシス・フクヤマの『The End of History?』を読んでいる。 What we may be witnessing in not just the end of the Cold War, or the passing of a particular period of post-war history, but the end of history as such: that is, the end point of…

映画の感想:『アリスのままで』

よく心の中で賭けをすることがある。視力と聴力、あるいは右腕と左足ならどちらを残すか、みたいな。 で、この賭けの中で最後まで残るのが「コミュニケーションをする力」である。だから自分の場合、視力と知的能力だけは最後まで残っていてほしい。あと最低…

映画の感想:『サンドラの週末』

最近読んだ平田オリザの『演劇入門』の中に、「問いの立て方で物語は決まる」という旨の話が合った。その話では『ロミオとジュリエット』『忠臣蔵』などを例に出し、「自分ではどうしようもない運命を前にして、人間がどう振る舞うか」が演劇の肝であり、そ…

映画の感想:<Mommy>マミー

率直に、すっげえ「巧い」映画だなあと。 「家族」というテーマは超王道だが、キャラクター描写のうまさ(何気ない表情やセリフ)や演出で、深く感動的に仕上げている。 文学みたいな映画だなと感じるシーンが多かった。、ママの運転中の走馬灯は完全に文学で…

映画の感想:『博士と彼女のセオリー』

フェリシティ・ジョーンズが可愛すぎる。以上。 映画はやっぱり劇場で観てこそだなあ、としみじみ思う。単なるストーリーだけならDVDでも拾えるけど、劇場だから集中できるし伝わるものがある。いわゆるアウラってやつですね。なんでも電子化!って人は映画…

フットボール観戦記:マンチェスター・シティvsセビージャ

3,4節はグループ全体の行方を占う試合が多く組まれている。「死の組」でおそらく2位争いをするだろうクラブの直接対決。 ほぼ互角の戦い。もう少しシティが押し込んでセビージャがカウンターって感じかなと思っていたのだが…。アグエロ&シルバの飛車角落ちと…

フットボール観戦記:ナポリvsフィオレンティーナ

今節の主要リーグで最大の注目カード。個人的にはナポリの方に可能性を感じている。ヴィオラは「綺麗」だけど「えげつなさ」にどうしても欠けている。ナポリの方がクオリティだけでなく、最後に決めきる強さがある。要はそれがタレント力ってやつなのかもし…

フットボール観戦記:アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド

きもてぃーーーーーー!相手が嫌いなマンUだから尚更。 ジルーと比較した時にウォルコットを1トップで使うメリットは、何よりもショートカウンターの威力が上がること。エジルらの縦パス一本で決定機へ繋げることが出来る。ボールの引き出し方も上手になって…

映画の感想:『ゼロの未来』

テリー・ギリアム。近未来の街並みの描写はwktkして楽しかった。『時計仕掛けのオレンジ』もそうだけど、やはり映像という形で世界観が可視化されると気持ち良い。 ただ話としては『チャッピー』と同様に、0と1の間をもっと突き詰めてほしかった。なぜ0の定…

映画の感想:チャッピー

まあ、よくあるSFとしては面白かった。けれど、どうしても気に入らない。 なぜならこの映画は、SFが扱う「魂とは何か」「自我とは何か」という最も重要な問いに応えていない。要は、0と1の間をガン無視しているからだ。 別に正解なんてあるわけないし、皆そ…

映画の感想:ナイトクローラー

3ヶ月くらい前に観に行った作品。たしかヒューマントラスト渋谷辺りだったような。 激化する報道レースの最前線に立つパパラッチ界を扱った映画で、結論から言うとメチャクチャ面白かった。 すごくざっくり例えるなら『ウルフオブウォールストリート』をサス…

映画の感想:『秋のソナタ』

早稲田松竹にてイングマール・ベルイマン特集。本当は『第七の封印』とかも見たかったのだが、そちらは3日間だけの上映だったこともあり予定が合わなかった。 そういうわけで、『冬の光』『秋のソナタ』の2本を見てきた。まず『冬の光』の方だが、途中でうた…

フットボール観戦記:ローマvsバルセロナ

注目はローマの入り方だったが、対バルサのオーソドックスなスタイルを選んできた。ガンガンいかないのは、昨年のバイエルン戦が教訓となっているはず。それに初戦ということもある。0-0でも良いのだろう。 一旦全員が自陣に戻るのが約束事になっている。お…

フットボール観戦記:マンチェスター・シティvsユベントス

CLがいよいよ開幕する。第1節最大の注目カードはこれ。まあこの組はどのカードも注目なのだが。(ボルシアMGも期待はしているが今季は内容結果ともにあまりにも最悪の出だしなので、デ・ブルイネ絡みの話題性も含めてヴォルフスブルクに入ってほしかった感は…

学問の政治と一庶民の政治

国際政治経済学の授業で見た『フェイル・セイフ』(未知への飛行)という映画がある。監督は『12人の怒れる男』などで有名なシドニー・ルメット。 冷戦期の核戦争へのシナリオがどう想定され、その際の恐怖がどう表象されているのかを知るために流された映画だ…

最近のニュースに関する覚書

めも 特にオリンピックのロゴ問題などを見ていて思ったこと。 骨(=メディアネットワークの拡散能力、伝播力)の成長に対して筋肉(教養、知性)が追いついていない。今のインターネット空間は「精神のオスグッド病」と言える状況ではないだろうか。ルサンチマン…

映画の感想:あの頃ペニー・レインと

完全にタイトル勝ち。「イエスタデイをうたって」ばりの名タイトル。これがもし原題の"Almost Famous"だったら、俺はこの映画を観ていなかったはず。たまにこういうタイトルを付けるから邦画版も侮れない。 映画自体は普通にまあ面白いんじゃん?まあ青春映…

映画の感想:イージーライダー

アメリカンニューシネマといえばこれ。冒頭の"Born to be wild"の「あがるぅうう~!!!」って感じからの失墜感が見もの。 ニューシネマっぽい印象的な会話がこれ。 ハンセン:アメリカはいい国だった。どうなっちまったんだ?キャプテンアメリカ:臆病にな…

映画の感想:グッドモーニングベトナム

松本人志が見たら気に入りそうな映画。ユーモア溢れるシーンでもシリアスなシーンでも、「喜劇」というコンセプトが貫かれている。ロビン・ウィリアムスのマシンガントークと、シリアスなシーンで見せる哀愁漂う顔が素敵。本当にハマリ役だと思う。特に、自…

映画の感想:ノー・マンズ・ランド

2001年のカンヌ国際映画祭において、圧倒的なストーリーテリングの巧みさで世界中のマスコミを興奮の渦に巻き込み、脚本賞を受賞した『ノー・マンズ・ランド』 1993年、ボスニアとセルビアの中間地帯<ノー・マンズ・ランド>に取り残された、ボスニア軍兵士チ…

Final Fantasyで好きな曲ベスト10

順位を付けるなんておこがましいほど名曲ばかりだけど、個人的な思い出補正を加えてまとめてみる。でも考える度に、順位なんてコロコロ変わるんだよなー。 1位:Melodies of Life(FF9) 曲自体のクオリティもさることながら、FF9のストーリー、キャラクター、…

東京都現代美術館:ここは誰の場所?

ここは誰の場所?の「ここ」に何の言葉を入れさせるか。それがこの展示会の持つ意味だと思う。 この前話題になっていた会田誠の『檄』『国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ』もあったけれど、後者の方がよりクリティカルだった。 ただ、…

国立近代美術館:誰がためにたたかう?

この題名は『サイボーグ009』から取られたらしい。他の各コーナーのサブタイトルも秀逸なものが多かった。元々は「No Museum~」の方を見に行ったついでだったのだけれど、これ単体でもお金を払って見に行くべきレベル。 以下、気になった作品のメモ。 『飼…

国立近代美術館:No Museum, No Life?

「美術館(あるいは美術展)の美術展」という、メタ的なテーマ。作品はもとより、解説の文章がとっても面白かった。美術を見る眼がない自分にとっても、大切なことばかり書かれていた。 美術館の役割を表すなら、以下の様になる。 「記録の集積により秩序を持…

広告メモ

コメント:「働きたくない若者が3割」電通総研の調査結果にネット上で疑問の声?blogos.com これまでは数字の無い定性的なストーリーで 自分の意見に誘導するのがメインでした。 (有名人が言ってるんだぞ!っていうのもこちら側ですかね。) 時代は代わり、…

フットボール観戦記:バルセロナvsセビージャ

スーパーカップ。会場はジョージアの首都トリビシ。ジョージアはグルジアの改名後の名前だが、未だに慣れない。 バルサがロンドっぽいパス回しをするたびに、バルサ!の歓声が上がる。セビージャは中立地のはずなのに完全アウェイ。なんというか、これぞグロ…

フットボール観戦記:アルゼンチンvsパラグアイ

アルゼンチンvsパラグアイ。グループリーグでも一度顔を合せているが、その際はパラグアイが2点差を追いついてのドロー。 この試合も序盤から、6:4でアルゼンチンがボールキープ。個々の高いクオリティを見せつける。ただ守備は前からプレスをかけるよりも、…

フットボール観戦記:チリvsペルー

いま一番アツいチーム、チリ代表。いや、5年前からアツいんだけどね。ということで準決勝のペルー戦。ぶっちゃけウルグアイ戦に比べたら大一番感は薄い。「まあペルーになら勝てるんじゃない?」とか思ってしまう(失礼)ただ地域的にも両国はライバル関係にあ…

プラスティックなメモリーズ

アイラが可愛いだけ(でツカサがどんどん気持ち悪くなる)のアニメだったが、途中まで見てしまった惰性で最終話まで見てしまった・・・。 このスレに書いてあることがそれなりに的を射ている。期待外れで泣ける。1話みたいな完結型エピソードの連作にすればま…

フットボール観戦記:ブラジルvsパラグアイ

ブラジルはグループリーグ2節までの失敗とネイマールの出場停止を受けて、3節からゼロトップ気味の布陣へシフト。これがハマっているので、この試合でも同様の戦い方へ。前線が昔と比べていくら劣化したと言われても、流石にスペースがある状況でのプレイは…

フットボール観戦記:アルゼンチンvsコロンビア

準々決勝もう一つの注目カード、アルゼンチンvsコロンビア。FIFAランク的には3位と4位で南米最強対決。(まあFIFAランクなどあてにはならんが)アルゼンチンは前だけじゃなく後ろも強い。THE南米って感じの「個」の力で相手を上回る戦い。オタメンディとマスチ…

フットボール観戦記:チリvsウルグアイ

チリvsウルグアイ。開催国vs前回王者。準々決勝一番の好カード。 チリにとっては最悪の組み合わせ。ウルグアイほど「厄介な」相手はいない。組合せに恵まれたグループリーグの相手とはモノが違う。 チリとウルグアイの戦い方はガッチリとかみ合う。ボールを…

ラブライブ!で好きな曲Best10

最近はESを書く時の作業用BGMとしてラブライブ!の曲ばっかり聴いている。しかしESは全く進まない。 ということで「個人的に」好きな曲ベスト10をメモっておく。なぜなら、ちょっと飽きたらすぐ聴かなくなりそうだから。 先に断わっておくと、僕はラブライブ…